幻想日記

映画を観て感じたことを言葉のロマンに頼り文字で綴っているつもりです。

2020.4.1 百円の恋

※若干のネタバレ有り。

 

一子がたまらなく愛おしい。

好きな男の前では女の顔になる一子がたまらなく可愛い。負け犬から脱却しようと一心不乱にボクシングを練習し続ける一子が誰よりもかっこいい。勝ちたかったと泣きわめき、試合後に手の平を返して優しくしてくる男の都合の良さに気づきながらも甘えてしまう一子の弱さが愛おしい。そして何より、何回殴り倒されてもフラフラになりながら立ち上がる一子がこの上なく美しい。

こんなこと少なくとも試合直後の一子は言われたくないだろうけど。

 

ボクシングをやりたいと思った。何回でも立ち上がり、一瞬でも良いから人生を輝かせてやろうと、輝かせるために頑張ってやろうと思った。

 

 

ラストのシーンから主題歌への流れが、映画の世界から現実世界への最高の引き戻し方をする。

 

Netflix▹▸https://www.netflix.com/title/80075656?s=i&trkid=13747225

2020.3.31 スタンド・バイ・ミー

子供と大人の間にいる私には、勢いで旅に出ることや仲間とのいざこざに腹を立てる気持ちなどへの共感と4人に対して可愛いと思う気持ちのどちらもがずっと存在していた。

 

2日間だけの、4人の間だけの時間。その後の関わりが薄れるからこそ、その時間が一層キラキラして見える。

 

それをまた、成功したテディが、フィクション(ととらえた。)として、より多くの人の心の中で生き続けさせ空想のものという形へ昇華されていることは、この映画が存在し続けることと重なり、それまでもが輝いて見える。

 

まるでゴーディの宝箱の中身を覗き見ているようだった。

 

 

Netflix▹▸https://www.netflix.com/title/994992?s=i&trkid=13747225